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私がG.V. BLACK DENTAL OFFICEを開設して間もなくの頃、ある大手の出版社の人から、
歯科の治療のあり方に関する本を出してみませんか?
という誘いがありました。
G.V. BLACK DENTAL OFFICE HPをたち上げて3カ月が過ぎた頃にも、違う大手の出版社からの誘いがありました。
当時、私は出版活動に対してはなんの興味もなかったため、いつしかその話はたちぎれになりました。
最近になってG.V. BLACK DENTAL OFFICEに患者として、テレビや週刊誌に登場する自称神様や天才のところで治療を受けてた、という方が多くお越しになるようになりました。
その人たちが何故、そこに行ったか?
という理由は単に本を見たからだとわかりました。
それらの本には良いことばかり書いてあって、
この著者に診てもらえば、治るような気がした。
というのです。
しかし、実際の治療は本の内容とは全く違い悪くなることはあっても良くなることなどなく、G.V. BLACK DENTAL OFFICEにたどり着く頃には、皆が皆、おかしな状態になっていたのです。
そんな人たちが決まって口にするのは
「何が正しくて何が悪いか?がまったく歯科治療においては患者に知らされていない」
ということと
「現在発売されている歯科関係の本には具体的な正しい治療に関した物が全くない」
ということです。
G.V. BLACK DENTAL OFFICEにたどり着いた人は、幸運にしてインターネットが出来る人たちであったわけですが、世の中の多くの歯で悩んでいる人たちは、インターネットもせず、本を自分の情報源としているため、いまだに起こりもしない奇跡を信じて、本に出ている医院をだずね、失敗に気づいき、他の本を買って・・・ということを繰り返しているのです。
今年になって新しく来た人はみんな口を揃えて、
「ほんとうの治療」を多くの人が目にする機会があれば、少なくとも、ハカイシャハイシャの好きなようにはされない!
と言うのです。
そんな人たちの声に押され、とうとう2月に、私も本を出す気になり、出版社を探しました。
大手はどこも乗り気でした。
それは編集者の感でこの本は売れるとみんなが思ったからです。
しかし、私にはいまいち乗り気がしませんでした。
それは「ほんとうの治療」は単なる利益を生むための道具ではなく、何十年にも渡って人々を啓蒙し、指導し続ける本でなくてはならないからです。
そのためには私の考えが100%貫かれなければなりません。
紆余曲折があり、結局、ある縁から出版元が決まり、発行となりました。
本の内容はHPの「ほんとうの治療」を書き直した物と、新たに書き加えた物からなっています。
これは「ほんとうの治療」の概論であり、各論は順次発行してゆきます。
内容には関係ありませんが、この本が永遠に残るように幾つかの細工がほどこされています。
その中でも特に表紙に使った布は「Green Black」でありタイトルの「金文字」もG.V. BLACK先生のある本と同じになっています。
アメリカではDentistとして一流を目指す人は必ず手元おきたがるその本は、何十年たってもDentistとしての心構えを説き続け、私たちをnavigateしてくれています。
「ほんとうの治療」は患者さんにとっても福音であることは間違いありませんが、医療人としてちゃんとした歯科医師を目指している人にと っても福音となるはずです。
そんな本の装丁ですから、日本では熟練の職人でなければもう出来なくなっている技で仕上げてもらうことになりました。
そのために発売が1週間遅れ、出来る本の数も1日に10冊とか20冊とかなのだそうです。
最後に、この本を私の師であるMelvin Lund先生、その師であるG.V. BLACK 先生に捧げ、私の決意を天上に示したいと思います。
03/03/2000 Norman Yamazaki, DDS.
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